北見に嫁いで早20年弱。道外出身者目線からのリポートを書いていきたいと思ってます。食べることが大好き、お酒が大好き、いつか北見の「おんな酒場放浪記」をしたいと思っている、北見LOVEな事務担当の者です。
北見中央図書館の利便性の高さ
北見中央図書館は歴史は古く昭和17年にまで遡ります。実業家の名塩良造氏が、駅前の土地と建物を北見市に寄贈した事がきっかけとなり図書館づくりがはじまります。しかし日本はまだ戦時下にあったため、やむなく中断せざる得なかった事もありました。
戦後、昭和21年8月に市民の寄付や青年たちの献本運動によって、北見市の図書館は開館する事になります。
小公園内・中央小学校前と移転し、また昭和42年には常盤町に博物館と併設してオープンした事もありました。そして平成27年、現在の泉町に北見中央図書館としてオープンする事になりました。
北見市・端野町・常呂町・留辺蘂町が合併しましたが、中央館の他に移動図書館車3、分館3館、分室3館というネットワークを構成して地域サービスを行っています。その他に北見地域図書館ネットにある、オホーツク管内にお住まいの方も利用できます。
北見中央図書館はとても利便性に優れている図書館です。北見駅をそのままに、まちきた大通りビル直結、泉通地下歩道を出てすぐの場所。みんとロード直結になっています。また北見市内であれば地区館(端野・常呂・留辺蘂)を含め、どこで借りてどこに返してもOKとなっています。
北見市内に在住・在勤・通学している方なら誰でも登録できるのも良い点です。登録には身分証が必要ですが料金はかかりません。学生は学生証を持っていれば大丈夫です。小学生以下は保護者の署名が必要となっています。
他店の会員証や名刺では登録出来ませんが、社員証は有効となっています。発行後は本人限定で3年間の有効期限となっています。(注:本の貸出が3年間で一度も利用がない場合は失効されます。)
基本20冊2週間借りられるのも大きなポイントで、借りたい本をじっくり読む事が出来ます。
郷土資料からアニメの原作本まで
小説からアニメ、TVドラマになった作品も多数展示されています。原作を後で読む人もいると思いますが、図書館にはそういった本も多数あります。また借りたい本は予約も出来るので、人気の小説などは予約しておくといいかも知れません。
郷土資料を調べる機会はあまりないかも知れませんが、市民の活動などを後世に残して行く上で、図書館は大事な役目をしています。一般図書と同じように貸し出しも行っております。自費出版の物や各種団体の記念誌も資料として残っている事があります。
北見市内の図書館で所蔵していない資料はリクエストができる様になっています。国立国会図書館のデジタル化資料内で絶版等の理由で入手困難な貴重な資料も、中央図書館1階のレファレンスライブラリーのインターネット席でじっくり見ることができます。意外にも図書館には雑誌などもあるので、お子様連れの方でも読みながら一緒に待つ事も可能です。保存年数が過ぎている昔の雑誌は無料提供でもらえたりします。
居心地の良い、カフェ感覚の新図書館
図書館と聞くと、どうしても昔ながらの古い建造物に古びた書物があるのを連想される方も多いと思いますが、北見中央図書館の外観からガラス張りの近代的な建物で、明るい日差しが差し込んでくる館内となっていて、居心地もとても良いです。コーヒー片手にWi-Fiを繋ぎながらパソコンで資料を作成できたりします。
1Fは広いエントランスになっており、コーヒーやドリンクも楽しむ事が出来ます。クレープなどの甘い物もあるので小さなお子様も嬉しい場所になっています。JR北見駅の裏手にあるので、汽車が通るレールを見ながら本を読む事もでき、広々とした席でのんびり過ごす事が可能となっています。
また北見中央図書館では、ほぼ毎週イベントが開催されています。「人形劇」「古本市」「子供への上映会」「絵本の読み聞かせ」や「英語でパジャマパーティー&ぬいぐるみお泊まり会」と変わった催しものをやっている事もありますので、興味のある方は公式HPから問い合わせてみることをオススメします。
北見中央図書館へのアクセス
【名称】:北見市立中央図書館/きたみちゅうおうとしょかん
【所在地】:北見市泉町1丁目2番21号
【TEL】:0157-23-2074 / FAX:0157-23-9693
【開館時間】:平日9:30~20:00まで 土日祝9:30~18:00まで
【入 館 料】:無料
【休 館 日】:毎週月曜日・月末の平日。年末年始休館 12/29~1/3
【HP】https://lib.city.kitami.lg.jp/index.html